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梅心中

上映会場:柏市 スペイン料理店「アモール・デ・ガウディ」
上映時間:2005年10月15日 10:00〜
上映会場:柏市 柏駅西口のアジアンテイストの”なごみカフェ”「カフェライン」
上映時間:2005年10月16日 13:00〜

2003年/日本/34分/ HD撮影

監督:伊刀嘉紘(いとうよしひろ)

1970年、愛知生まれ。
おもな作品に「100匹目のサル」、「笑う胃袋」、連作短篇集「SEXTET」、「渦中のひと」など。
第5回TAMA NEW WAVEグランプリ、みちのく国際ミステリー映画祭オフシアター部門グランプリ、NextFrame/AIFFグランプリほか、 釜山アジア短篇映画祭など内外の多数の映画祭で入選。 また、近作がフランクフルト、パリ、バルセロナ、チューリッヒなどで巡回上映されている。

物語

女は両腕を失い、姉の介護のもとで暮らしている。男は両腕を骨折中の便利屋、金額とスケジュールが折り合えば、どんな仕事も引き受けるのが信条だ。
そして雨の日に女は男を訪れる。心中を依頼するために‥‥。
「死ななくちゃいけない理由」を説明するのは難しいが、「生きてないといけない理由」を探すよりは易しいこと。腕を使えない二人はぎこちなく愛しあい、やがて希望が芽生え始めたとき、世界に異変が起こった。二人の視覚と聴覚が
緩やかに失われていく。女はそっと囁く、「もう一日だけ生きてみようか」。

解説

本作は現代音楽との共演による連作シネオペラの一篇として企画された。
両腕のない主人公女性を演じるのは「ひまわり(行定勲監督)」、「Shady Grove(青山真治監督)」、「五条霊戦記(石井聰亙監督)」など時代を代表する諸監督の作品群で類い希なる存在感を発揮している粟田麗(あわたうらら)。
そして両腕を骨折中の主人公男性は、「新・男樹」の堂々たる主人公から優しいお父さん役まで様々な役柄を演じて実力派の名を轟かせている宮本大誠。
両者ともほのかにコミカルでありつつ情感溢れる繊細な演技で我々を魅了する。

スタッフ

  • 監督・脚本:伊刀嘉紘
    撮影監督:永野敏
    企画・音楽:クロノイプロトイ
    制作:SEXTETプロジェクト、西田敬

キャスト

粟田麗、宮本大誠、浅川リサ
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