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地球交響曲 第4番 GAIA SYMPHONY No.4

上映会場:我孫子市 相島芸術文化村 「月光倉」
上映時間:2005年10月15日 10:00〜 / 15:30〜

2001年/日本/135分/製作・配給:有限会社龍村仁事務所

監督:龍村 仁 Jin Tatsumura

1940年 兵庫県宝塚市生まれ。63年 京都大学文学部美学科卒業後、NHK入局。報道局東京オリンピック中継担当を経て教育局教養班に配転、主にフィルムドキュメンタリーを演出。92年 NTT DATAスペシャル「宇宙からの贈りもの〜ボイジャー航海者たち」でギャラクシー選奨。ドキュメンタリー映画『地球交響曲 第一番』を監督。11月の公開以来、全国各地で自主上映会が次々と開催されている。98年 高円宮妃久子妃殿下の依頼に依り、妃殿下原作の童話「氷山ルリの大航海」の映像作品を制作。

物語

○ ジェームズ・ラブロック
−地球はそれ自体が大きな生命体である。
全ての生命、空気、水、土などが有機的につながって生きている。これをGAIA(ガイア)と呼ぶ。− 「ガイア理論」の創始者です。 「ナゼ、地球(ガイア)は、一つの大きな生命体なのか」等の話をやさしく語ってもらいます。

○ 名嘉 睦稔
もし、風が地球(ガイア)の心の運び手であるとするなら、我々は、名嘉睦稔の身体を通って吹き抜けてきた風=作品の中に遠い祖先の伝言や、小さな花の言葉や虫や鳥たちの呼び声、太陽や月からのメッセージさえ聴くことができる。

○ ジェーン・グドール
母ヴァンヌと共に、たった二人でタンザニアのジャングルに入り、チンパンジーの観察、研究を始めた。女性としての生命に対するやわらかく、広い視野からの研究は、霊長類学会に大きな変化をもたらした。

○ ジェリー・ロペス
どこからともなく現れたひとりの小柄な男が、静かに、まるで何事もないかのように海に入っていたかと思うと、20フィートを越える巨大な波の壁に、美しい一本の白線を描きながら、滑り降りてきて、また、何事もなかったように、静かに去ってゆく。

解説

21世紀は、人類のあらゆる営みの基盤にやわらかな「霊性」(スピリチュアリティ)が求められる時代になって来ると思います。
教育、文化、芸術の分野ではもちろんのこと、従来は「霊性」とは縁遠いと思われていた政治、経済、科学などの分野でも、それが最重要な課題になってくると思うのです。
なぜなら、「霊性」を持たない人類の営みが、我々人類だけでなく、この地球の全生命の未来を危うくしていることに、もう誰もが気づき始めているからです。
21世紀に生まれ育つ子どもたちのために、今の私たちに何ができるでしょうか。私は「地球交響曲」という映画を通して、世界の何人かの人々の生き方、考え方を提示し続けたいと思っています。
彼らの生き様が、子どもたちの「霊性」を育むのに役立つか否かはわかりません。 ただ、「子どもたちの中に必ず存在する、内なる「霊性」を激励する」という強い想いを持って、この映画を作り続けます。
必ずしも、直接子どもたちに語りかける、という手法はとりません。
なぜなら、子どもたちの「霊性」を育むのは、映画そのものではなく、子どもたちの日常に直接触れている大人たちの中の「霊性」であるからです。

スタッフ

  • 監督:龍村 仁
    プロデューサー:龍村ゆかり
    制作プロデューサー:前嶋 輝
    撮影:赤平 勉

キャスト

ジェームズ・ラブロック、名嘉睦稔、ジェーン・グドール、ジェリー・ロペス
声の出演:内田 稔、榊原良子、時任三郎
ナレーター:木内みどり、榎木孝明
提供:有限会社龍村仁事務所
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